請求書の郵送代行は、1通の金額に加えて、税込・税抜、封入枚数・カラー、発行料金や基本料金を含めて比べる必要があります。2026年10月8日時点の公式ページを調べた22製品では、郵送代行の判定は「満たす」が3製品、「条件付き」が15製品で、1通の金額を確認できたのは9製品でした。表示には、Knockdoc(ノックドック)の「1通あたり160円(税込)」、マネーフォワード クラウド請求書の「210円/通」(税抜)、Misoca(ミソカ)の「210円(税抜)/通」などがあり、「〜」「から」という下限表示も含まれます。根拠根拠根拠 税と封入条件が異なるため、この数字を共通の料金相場としては扱えません。月の費用は、紙で送る通数×1通の料金+追加分+基本料金で見積もります。郵送・メール・取引先専用Webの3条件すべてが「満たす」または「条件付き」の8製品は、紙を望む取引先を郵送に残し、ほかの取引先を電子送付へ切り替える際の候補です。各製品の判定と根拠は後半の表にまとめました。一方、freee請求書・Scalebase(スケールベース)・請求管理ロボは郵送代行の判定が「満たす」ですが、郵送代行の単価は確認した公式ページでは確認できませんでした。根拠根拠根拠
取引先の多くがメールやPDFで請求書を受け取るようになっても、紙での送付を希望する取引先が残ると、印刷・封入・投函の業務が経理に残ります。郵送代行を検討するときは、この手間と1通ごとのコストを並べて考えます。
郵送代行の料金は、印刷・封入の条件と基本料金まで見て比べる
郵送代行は、請求書の印刷・封入・発送を外部に任せる仕組みで、料金を見るときは代行する作業の範囲も確認します。日本郵便のWebレターによる請求書発送の案内でも、印刷・封筒詰め・封入・切手貼り付け・発送までの作業を請け負うと説明されています。(日本郵便「Webレター請求書発送」)
製品の記載では、メイクリープスが印刷・三つ折り・仕分け・封入・切手貼り・投函を代行すると説明しています。根拠 Knockdoc(ノックドック)は「郵便代/作業代込み」、CLOUD PAPERは「切手・封筒代込み」という料金表示です。根拠根拠 印刷から投函までの手間を任せたい場合も、表示された単価だけで予算を決めず、次の3点をそろえます。
- 税の表記:税込か税抜か。表記がなければ各社に確かめる。
- 送る書類の仕様:請求書と同封物を合わせた枚数、白黒・カラー、追加分の料金。
- 単価以外の費用:発行料金や月額の基本料金が別にかかるか。
支払いの単位にも違いがあります。boardの料金ヘルプには、郵送チケットを事前に購入し、1通ごとに1枚消費する方式が記載され、メイクリープスの料金表には「1郵送ポイント 195円」とあります。根拠根拠 比較対象は請求書発行システムに付随する郵送代行であり、郵便事業者の発送サービス、郵送代行の専門会社、掛け払い・請求代行は料金比較の対象に含めていません。
1通の料金を公式ページで確認できた9製品
1通の料金を確認できた9製品のうち、郵送代行の判定が「条件付き」の8製品を表にまとめ、boardの記載は表の後に示します。根拠 表1は製品名の順で、金額による順位付けはしていません。税の表記も換算せず、公式ページの表示を残しています。
表1 郵送代行の1通の料金と条件
| 製品 | 1通の料金(公式ページの表記) | 税の表記 | 料金に含まれるもの・条件 |
|---|---|---|---|
| CLOUD PAPER | 1通あたり200円(切手・封筒代込み) | — | FAQには別の表示があり、プランに応じて1通170〜180円から(印刷・切手貼り・投函までを含む)根拠 |
| invox発行請求書 | 郵送:発行料金+172円~/件 | — | 発行料金に加算する表記、印刷色(白黒・カラー)によって郵送料金が異なる根拠 |
| Knockdoc(ノックドック) | 1通あたり160円(税込) | 税込 | 郵便代/作業代込み、申し込み時の翌営業日に発送根拠 |
| Misoca(ミソカ) | 210円(税抜)/通 | 税抜 | プラン15の機能内容に記載、納品書同封は納品書1通につき30円(税抜)追加、郵送1回につき請求書と合わせて上限6ページまで、プラン15(ライト)は郵送代行を利用できない根拠 |
| バクラク請求書発行 | 1通あたり180円〜 | — | 封入枚数に応じて変動する郵送代行オプション、1件単位で依頼でき、当日18:30までの依頼で翌営業日に発送根拠 |
| マネーフォワード クラウド請求書 | 210円/通 | 税抜 | 作成した帳票の郵送(普通郵便)を代行、同じ料金ページに「表示価格はすべて税抜価格です」と記載根拠 |
| メイクリープス | 1通 195円/税抜 | 税抜 | 印刷・三つ折り・仕分け・封入・切手貼り・投函を代行、料金表では各プランとも「1郵送ポイント 195円」根拠 |
| 奉行Edge 発行請求書DXクラウド | 1通175円から | — | 郵送代行オプションが必要、「※別途郵送代行費用が必要です」「詳細はお問い合わせください」と記載根拠 |
—は今回の調査範囲では確認できず(確認した郵送料金の記載に、税込・税抜の表記がありませんでした)。
「〜」「から」は下限の表示です。バクラク請求書発行では封入枚数、invox発行請求書では印刷色によって料金が変わるため、自社の請求書をそのまま送った場合に適用される金額を確認してください。根拠根拠 CLOUD PAPERには、同じ公式サイト内に「1通あたり200円」と、FAQのプランに応じた「1通170〜180円」の表示があります。根拠 どちらかを一律の単価として採用せず、利用するプランへの適用を確認する必要があります。「条件付き」は、利用条件を確かめる必要があるという意味です。例えばinvox発行請求書は申込みと提供会社の承諾を前提とし、メイクリープスは基本サービスに付随するオプションとして提供しています。根拠根拠
判定とは別に、郵送代行の料金の記載がある製品
boardは「請求書の郵送代行に対応」の判定が今回の調査範囲では確認できずのため表1に入れていませんが、料金ヘルプには「1通195円(税込・切手代込)」、郵送チケットの事前購入と1通ごとの1枚消費、送付できる書類は「1通あたり6枚(送付状含む)まで」との記載があります。根拠 判定は変えず、料金の記載として別に示しています。
郵送代行への対応と、1通の金額の公開は別に確認する
郵送代行の判定が「満たす」でも、1通の金額まで公開情報で確認できるとは限りません。freee請求書・Scalebase(スケールベース)・請求管理ロボの3製品は、郵送代行の記載を確認できましたが、単価は確認した公式ページでは確認できませんでした。根拠根拠根拠 対応内容を見ると、freee請求書はメール送付に加えて郵送代行も利用でき、Scalebase(スケールベース)は取引先に合わせて紙の郵送代行を選択できます。根拠根拠 請求管理ロボは請求データを自動転送して郵送を代行し、「自動郵送」の設定では送付予定日に注文を行い、原則翌営業日に発送する仕組みです。根拠 「条件付き」の15製品のうち表1の8製品以外の7製品も単価は公式ページで確認できず、例えば楽楽明細の記載は「郵送代行サービスやFAX送信オプションをご利用の場合は、別途費用が発生します」にとどまります。根拠 郵送代行の判定が「確認できず」の4製品のうち、boardは料金ヘルプに郵送代行の料金の記載があり、前の節で別に示しました。根拠

金額が見つからない場合は、料金をゼロとして扱わず、見積もりの未確定部分として残します。郵送に必要なオプションと、実際に送る書類の条件を伝えて金額を確かめるまで、月の総費用は確定しません。
月の郵送費用は「通数×単価」に追加分と基本料金を足す
月の費用は、紙で送る取引先への月の通数×1通の料金+枚数・カラー・同封の追加分+製品によって発行料金や基本料金で見積もります。
最初に入力するのは、全取引先の数ではなく、その月に紙で送る予定の通数です。紙を希望する取引先を整理し、請求の頻度から月の通数を数えます。同じ取引先への請求書が複数ある場合も、何通に分けて送るのかを決めてから計算してください。請求書の発行件数と、封筒の通数を区別するのが出発点です。
次に、表1の単価が自社の枚数・色・同封物に当てはまるかを確認します。Misoca(ミソカ)では納品書1通につき30円(税抜)が追加され、invox発行請求書の「郵送:発行料金+172円~/件」は発行料金を別に足す表示です。根拠根拠 例えば、仮に1通200円で月30通なら、単価に通数を掛けた部分は6,000円です。これは製品別の見積もりではなく、追加分と基本料金を入れる前の計算例になります。
boardでは郵送チケットを先に購入するため、購入時の支払いと、その月に消費するチケットを分けて把握します。根拠 メイクリープスは料金表に郵送ポイントの単価が示されていますが、この記載だけでは購入・決済の時期までは判断できません。根拠 基本料金も含めた比較には、22製品の比較表でプラン料金・料金の数え方と出典を見るを使い、料金グラフと郵送代行の記載を照らし合わせてください。
郵送・メール・取引先専用Webの3条件で残る候補は8製品
紙を望む取引先だけ郵送に残し、ほかをメールや取引先専用Webへ切り替えるなら、3条件すべてが「満たす」または「条件付き」の8製品が候補です。表2は「満たす」の数が多い順に並べ、同数の場合は製品名の順としています。

表2 郵送・メール・取引先専用Webの判定
| 製品 | 請求書の郵送代行に対応 | 請求書をメールで送付できる | 取引先専用Webで請求書を配信できる |
|---|---|---|---|
| メイクリープス | 条件付き | 満たす | 満たす。根拠 |
| 楽楽明細 | 条件付き | 満たす | 満たす。根拠 |
| 請求管理ロボ | 満たす | 満たす | 条件付き。根拠 |
| 奉行Edge 発行請求書DXクラウド | 条件付き | 満たす | 満たす。根拠 |
| BtoBプラットフォーム 請求書 | 条件付き | 満たす | 条件付き。根拠 |
| SVF Transact | 条件付き | 満たす | 条件付き。根拠 |
| バクラク請求書発行 | 条件付き | 満たす | 条件付き。根拠 |
| 帳票DX for Salesforce | 条件付き | 条件付き | 条件付き。根拠 |
取引先専用Webを使う際は、受け取る側に必要な手続きも確認します。バクラク請求書発行は取引先単位でポータルを作成し、取引先側の認証後に利用する仕組みで、SVF Transactの受信者サイト利用に関する事例では、取引先から帳票配信の同意を得る必要があると説明されています。根拠根拠 また、請求管理ロボのマイページはオプションです。根拠 表の「条件付き」を見たら、受取側の準備に加え、契約する機能も確かめてください。郵送とメールの2条件が「満たす」または「条件付き」の製品は、ほかにCLOUD PAPER・freee請求書・INVOY(インボイ)・Knockdoc(ノックドック)・Misoca(ミソカ)・TOKIUM請求書発行・マネーフォワード クラウド請求書・マネーフォワード クラウド請求書Plusの8製品があり、いずれも取引先専用Webの判定は「確認できず」となっています。根拠根拠根拠根拠根拠根拠根拠根拠 専用Webが必須なら表2から、紙とメールの併用で足りるならこの8製品も含めて候補を考えます。
取引先ごとに受取方法の希望を確認し、郵送を残す先と電子送付へ切り替える先を分けてください。その結果を月の郵送通数に反映すると、機能の選択と費用の見積もりを同じ前提で進められます。
よくある質問
料金について迷いやすいのは、単価の公開状況、少量の依頼、税の表記、書類の条件による追加分です。
freee請求書の郵送代行はいくらですか
freee請求書はメール送付のほか郵送代行を利用できますが、郵送代行の単価は今回の調査範囲では確認できず、料金の確認が必要です。根拠 freee請求書の料金案内には基本料金と送信料金の記載がありますが、送信料金が郵送代行の料金を指すかは記載からは判断できません。根拠 freee請求書の製品ページで送付方法の記載と出典を見ると、郵送代行を利用できるという記載の原文を確かめられます。根拠 郵送の単価は、公式ページや問い合わせで確かめてください。
郵送代行は1通だけでも頼めますか
バクラク請求書発行は1件単位で依頼でき、当日18:30までに手続きをすると翌営業日に発送します。根拠 Knockdoc(ノックドック)は、発行した請求書をワンクリックで郵送代行に依頼でき、申し込み時の翌営業日に発送すると記載しています。根拠 ただし、依頼する通数と購入する単位は分けて確認し、boardは郵送チケットの事前購入、メイクリープスは「1郵送ポイント 195円」という料金表の記載を確認してください。根拠根拠
郵送代行の料金は税込ですか、税抜ですか
製品によって異なり、Knockdoc(ノックドック)の「1通あたり160円(税込)」とboardの「1通195円(税込・切手代込)」は税込です。根拠根拠 メイクリープスの「1通 195円/税抜」、Misoca(ミソカ)の「210円(税抜)/通」、マネーフォワード クラウド請求書の「210円/通」は税抜として確認しています。根拠根拠根拠 表1で税の欄が「—」の4製品は、確認した郵送料金の記載では税区分を確認できなかったため、比較する前に確かめてください。
カラー印刷や同封物があると料金は変わりますか
invox発行請求書は白黒・カラーの印刷色によって郵送料金が異なり、バクラク請求書発行は封入枚数に応じて変動します。根拠根拠 Misoca(ミソカ)は納品書1通につき30円(税抜)が追加され、郵送1回につき請求書と合わせて上限6ページまでです。根拠 枚数の条件もあり、boardの料金ヘルプは「1通あたり6枚(送付状含む)まで」、CLOUD PAPERのFAQは見積請求書について「1ページ以上(20行以上)は郵送できません」と記載しています。根拠根拠 追加料金で送れる場合と、書類の編集が必要な場合を分け、実際に送る請求書と同封物を一緒に確認してください。
紙で送る通数を決めてから、料金と送付方法で候補を絞る
次に行うのは、紙で送る取引先の月の通数を数え、表1の料金と条件を当てはめたうえで、表2の送付方法から候補を残すことです。単価が分かる製品でも、基本料金や追加分まで含めた月額は、自社の利用条件で確かめる必要があります。
公式ページや問い合わせで確定する項目は、次の3点です。
- 税の表記と、「〜」「から」の料金が自社条件ではいくらになるか。
- 封入枚数・カラー・同封物の追加分と、発行料金・基本料金を含む総費用。
- 取引先専用Webを使う際の同意・認証・ポータルの準備。
郵送・メール・取引先専用Webを必須条件に選び、自社条件で絞るで必要な送付方法を選択し、「条件付き」の根拠を確認してください。金額や受取側の手続きが未確定の部分は見積もりの保留項目として残し、条件がそろった候補から月の費用を比較します。
