選び方勤怠管理システム

顔認証の勤怠管理は端末で選ぶ|11製品の端末・費用となりすまし対策の記載

顔認証で打刻できる勤怠管理システムを23製品の公式ページで確認。顔認証の記載がある11製品の端末(iPad・専用端末・手持ちのデバイス)と費用の文言、スマホ・ICカード打刻の判定から、問い合わせ前に候補を絞れます(2026年10月時点)。

顔認証で打刻できる勤怠管理システム 11製品の端末と費用の記載の表紙、事務所の入口に置いたタブレットに顔を向けて出勤を打刻する従業員

この記事の製品に関する記述は、SaaS Facts が各社の公式ページから確認した事実にもとづきます(確認日 2026年10月7日)。 文中の「根拠」から製品ページへ移ると、その事実の公式ページの出典と確認日を確かめられます。確認できなかった項目は、機能の非対応や情報の非公開を意味しません。

目次
  1. 顔認証で打刻できる勤怠管理システムは、23製品中11製品で記載を確認
  2. 23製品の比較表で、顔認証・端末・費用・併用方法を見る
  3. 顔認証の記載がある11製品で、端末と費用の条件を確認する
  4. 端末の型から、自社の打刻場所に合う候補を残す
  5. なりすまし・代理打刻への対策と、打刻後の記録を確認する
  6. 確認できなかった項目を、そのまま問い合わせ票に移す
  7. 顔認証以外の必須条件を加えて、候補を絞る

ICカードや社員証の貸し借りによる代理打刻を防ぎたい場合、まず確認したいのは、顔認証打刻の記載がある製品と、その打刻に使う端末です。タイムカードやICカードの打刻では本人以外による不正な打刻を防ぎにくい点が課題になり、顔認証打刻はセキュリティ面の対策として検討されます。SaaS Factsが調査対象とする勤怠管理システム23製品では、11製品に「顔認証」を含む打刻方法の記載がありました。

確認したのは、2026年10月4日〜7日時点の公式ページです。以下では、23製品の顔認証の記載、端末、費用、スマートフォン・ICカード打刻の判定を比較表にまとめています。端末の型で候補を残し、なりすまし対策や修正履歴の記載を確かめ、残った疑問を問い合わせ票に移せます。

顔認証で打刻できる勤怠管理システムは、23製品中11製品で記載を確認

公式ページの打刻方法の記載に「顔認証」があったのは、e-就業OasiS、ICタイムリコーダー、KING OF TIME、TeamSpirit 勤怠、Universal 勤次郎、ジョブカン勤怠管理、タッチオンタイム、マネーフォワード クラウド勤怠Plus、レコル、楽楽勤怠、奉行Edge 勤怠管理クラウドの11製品です。出典出典出典出典出典出典出典出典出典出典出典 顔写真の撮影のみを記載していたのはジンジャー勤怠の1製品で、残る11製品は顔認証の記載を「今回の調査範囲では確認できず」としました。出典 対象はSaaS Facts掲載の23製品であり、国内市場全体を網羅した数ではありません。

勤怠管理システム23製品について、スマートフォンで打刻できる・ICカードで打刻できるの確認結果を製品ごとに示した表の図。条件を満たすと確認できたのはスマートフォンで打刻できるは22製品、ICカードで打刻できるは9製品。
2条件を製品ごとに確認した結果。

端末の文言で分けると、iPadが2製品、専用端末・他社の顔認証端末が5製品、手持ちのデバイス・WEBブラウザが3製品、顔認証用の端末を確認できなかったものが2製品でした。奉行Edge 勤怠管理クラウドにはWEBブラウザと顔認証コネクトデバイスの両方の記載があるため、2つの型に含めています。出典出典 顔認証は、SaaS Factsの「自社条件で絞る」にある独立した判定条件ではありません。本稿では公式ページの記載を集計し、スマートフォン・ICカードの2項目には「自社条件で絞る」と同じ判定を掲載しています。

23製品の比較表で、顔認証・端末・費用・併用方法を見る

表の並べ方と判定列の読み方

表は「顔認証の記載あり11製品」「顔写真の撮影のみ1製品」「顔認証の記載を確認できなかった11製品」の順です。同じ区分の中は調査データの製品順とし、性能や費用による順位は付けていません。

条件別の判定を集計すると、次のようになります。

判定条件 満たす 条件付き 今回の調査範囲では確認できず
スマートフォンで打刻できる 22製品 1製品 0製品
ICカードで打刻できる 9製品 8製品 6製品

スマートフォンで打刻できるという判定は、そのスマートフォンで顔認証打刻ができるという意味ではありません。 顔認証に使う端末は、別の列で確かめてください。

端末・費用の列は顔認証に関する記載を対象としています。顔写真の撮影のみの行は、確認できた撮影用端末を記載しました。顔認証の記載を確認できなかった11製品は、端末・費用の欄を「—」にしています。費用には端末価格、ライセンス料金、月額オプション、外部サービスの利用費用が混在するため、この表から総額や価格順は算出していません。

製品 顔認証の記載 端末・方式の文言 費用の文言 スマートフォンで打刻できる ICカードで打刻できる
e-就業OasiS 記載あり 「VI-Thermal」「PiT-23」と連携。出典 今回の調査範囲では確認できず 満たす。出典 満たす。出典
ICタイムリコーダー 記載あり 3次元顔認証システム「THQREE」との連携と、虹彩・顔認証機器「イリアス」の記載。出典出典 「イリアス」の端末費用は要お問合せ。出典 生体認証(顔認証)による打刻にオプション費用は不要で、打刻用の端末等は顧客が用意。出典 満たす。出典 条件付き。カードリーダー等を用意し、社員証などの規格適合はトライアルで確認。出典
KING OF TIME 記載あり 顔認証(iPad専用)「Bio-IDiom KAOATO」。出典 専用アプリケーションをインストールしたiPadの内蔵カメラを使用。出典 1ライセンス70,000円(税別)。出典 満たす。出典 条件付き。PC接続のICカードリーダーの記載。出典
TeamSpirit 勤怠 記載あり。出典 顔認証用の端末は今回の調査範囲では確認できず 有償オプション。金額は今回の調査範囲では確認できず。出典 満たす。出典 条件付き。有償オプションでICカード打刻。出典
Universal 勤次郎 記載あり セキュア「AI顔認証ターミナル/FSF2-DB」。出典 今回の調査範囲では確認できず 満たす。出典 今回の調査範囲では確認できず
ジョブカン勤怠管理 記載あり iPad顔認証打刻アプリ、共有のiPadで生体認証(顔認証)による打刻。出典出典 顔認証のライセンス年間利用料金として30,000円/ライセンス(税抜)、1年ごとに更新が必要。出典 満たす。出典 条件付き。PC+ICカードリーダー、ICカード専用打刻機、NFC対応端末などの記載。出典出典
タッチオンタイム 記載あり お手持ちのデバイスを顔認証タイムレコーダーにできるFacee。出典 月額100円(税別)/人。出典 条件付き。個人のスマートフォンで打刻。出典 今回の調査範囲では確認できず
マネーフォワード クラウド勤怠Plus 記載あり お持ちのデバイス(PC/スマホ/タブレット)で顔を撮影する、外部サービス連携の顔認証打刻。出典 「別途、連携先の外部サービスの利用費用がかかります。」出典 満たす。出典 条件付き。専用リーダーや専用デバイスを利用。出典出典
レコル 記載あり 顔認証による打刻が可能な専用タイムレコーダーで、ICカード・社員ID入力との選択・併用の記載。出典 PiT-23 135,000円(税抜)。本体+卓上クレードル。出典 満たす。出典 今回の調査範囲では確認できず
楽楽勤怠 記載あり。出典 生体認証打刻(顔認証)。顔認証用の端末は今回の調査範囲では確認できず。出典 今回の調査範囲では確認できず 満たす。出典 条件付き。専用打刻機を利用。出典
奉行Edge 勤怠管理クラウド 記載あり WEBブラウザで顔認証打刻する「顔パス勤怠」と、顔認証コネクトデバイス(LTC-FPT50IP/LTC-T80FS)。出典出典 今回の調査範囲では確認できず 満たす。出典 満たす。出典
ジンジャー勤怠 顔写真の撮影のみ タブレット一台で複数人が打刻し、打刻時に顔写真を撮影。出典 顔認証の費用は今回の調査範囲では確認できず 満たす。出典 今回の調査範囲では確認できず
ADVANCE勤怠クラウド 今回の調査範囲では確認できず — — 満たす。出典 満たす。出典
CLOUZA(クラウザ) 今回の調査範囲では確認できず — — 満たす。出典 今回の調査範囲では確認できず
COMPANY 勤怠管理 今回の調査範囲では確認できず — — 満たす。出典 満たす。出典
Edge Tracker 勤怠管理 今回の調査範囲では確認できず — — 満たす。出典 条件付き。具体的な条件は今回の調査範囲では確認できず
freee勤怠管理 今回の調査範囲では確認できず — — 満たす。出典 今回の調査範囲では確認できず
koiki 今回の調査範囲では確認できず — — 満たす。出典 満たす。出典
WiMS/SaaS 勤務管理システム 今回の調査範囲では確認できず — — 満たす。出典 満たす。出典
キンコン 今回の調査範囲では確認できず — — 満たす。出典 満たす。出典
キンタイミライ 今回の調査範囲では確認できず — — 満たす。出典 満たす。出典
ハーモス勤怠 今回の調査範囲では確認できず — — 満たす。出典 満たす。出典
マネーフォワード クラウド勤怠 今回の調査範囲では確認できず — — 満たす。出典 条件付き。ICカードリーダーなどの専用デバイスを利用。出典

スマートフォン打刻は、顔認証に使う端末とは別に確認する

外出先での打刻も必要なら、顔認証用の端末に加え、個人のスマートフォンから打刻する方法を確認します。共有端末での顔認証と、外出先での打刻を同じ方法にそろえる必要があるか、先に社内の運用を決めておきましょう。

タッチオンタイムのスマートフォン打刻は「条件付き」で、個人のスマートフォンを使う記載が根拠です。出典 モバイル打刻の説明には、本人の携帯でのみ打刻すること、ブラウザを用いること、別途通信料がかかること、機種によって動作やGPS情報の取得を確認する必要があることが記載されています。出典 この条件を顔認証オプションの端末条件と混同せず、「外出先で使うスマートフォン」と「拠点に置く顔認証端末」を分けて問い合わせてください。

ICカードの条件付き判定は、必要な機器と追加契約まで読む

ICカード打刻の「条件付き」に含まれる条件は、専用機器、PCとの接続、有償オプションなどさまざまです。TeamSpirit 勤怠では、ICカード連携を含むアドオン機能のライセンス料金を、シリーズ製品のライセンス料金に加算する記載があります。出典 ジョブカン勤怠管理には、PCにカードリーダーと打刻ソフトウェアを設定する方法と、ICカード専用打刻機を使う方法が示されています。出典 なお、Edge Tracker 勤怠管理のICカード打刻は判定が「条件付き」ですが、判定の根拠にある公式ページの記載は、スマートフォンのGPS機能から現在地を取得・記録する説明です。出典 ICカード打刻に必要な機器や利用条件は今回の調査範囲では確認できず、問い合わせ項目として残ります。一方、条件判定が「今回の調査範囲では確認できず」でも、個別の公式記載が存在する場合があります。次の記載は判定と分けて読んでください。

ICカードの条件判定が「今回の調査範囲では確認できず」の製品 別に公開情報で確認できた記載
CLOUZA(クラウザ) iPhoneをタイムレコーダーにして交通系ICカードをタッチする方法と、カードの種類によって利用できない場合があるため無料体験版で確認する案内。出典
freee勤怠管理 WindowsPC接続型のカードリーダーと、専用のICカード打刻機の記載。出典
ジンジャー勤怠 専用カードリーダーのほか、NFC対応のタブレットによるICカード打刻。出典
タッチオンタイム パソコンにUSBで接続するICカード認証用タイムレコーダーの記載。出典
レコル 顔認証用の専用タイムレコーダーで、ICカード・社員ID入力による打刻を選択・併用する記載。出典

これらの記載を理由に、本稿で条件判定を書き換えてはいません。併用を必須にする場合は、利用するカード、端末、プラン、顔認証との組み合わせを具体的に確認してください。

顔写真の撮影のみの記載は、顔認証と区分を分ける

ジンジャー勤怠では、タブレット一台で複数人が打刻でき、打刻時に顔写真を撮影する記載を確認しました。出典 この記載は写真の撮影を説明しており、顔認証で本人を識別するという記載ではないため、顔認証の11製品とは別の区分にしています。出典 写真を残して後から確認する運用を想定するのか、認証を経て打刻する運用が必要なのかで、問い合わせる内容が変わります。前者なら写真の閲覧者・保存期間、後者なら顔認証の提供形態と必要な機器まで確認しましょう。

顔認証の記載を確認できなかった11製品で、別に確認できた打刻方法

下表の11製品は、公式ページの打刻方法の記載に「顔認証」という語を確認できなかった製品です。顔認証についての表示は、いずれも「今回の調査範囲では確認できず」としています。

製品 別に公開情報で確認できた打刻方法・制約
ADVANCE勤怠クラウド 手のひら静脈、スマートフォン、ICカードの記載。出典出典出典
CLOUZA(クラウザ) スマートフォンからの打刻の記載に加え、FAQには生体認証について「現在、生体認証には対応しておりません」と明記。出典出典
COMPANY 勤怠管理 各自のパソコンからの打刻と、ICカードリーダーによる打刻。出典出典
Edge Tracker 勤怠管理 スマートフォン、タブレット端末、PCの画面からの出勤・退勤入力。出典出典出典
freee勤怠管理 スマートフォンからの打刻と、共用PC・タブレットで名前とパスワードを使う打刻。出典出典
koiki スマートフォン、パソコン、タイムレコーダーの記載。出典出典出典
WiMS/SaaS 勤務管理システム PC・スマートフォンからのWEB打刻、ICカードリーダー等の外部機器からの取り込み。出典出典
キンコン ICカードを端末にタッチする打刻と、スマートフォンアプリによる打刻の記載。出典出典
キンタイミライ PC+指静脈認証、PC+ICカード、iPhone+GPSの記載。出典出典出典
ハーモス勤怠 指静脈による生体認証と、PC・スマホ・タブレットでの打刻。出典出典
マネーフォワード クラウド勤怠 Webブラウザ、スマートフォン、ICカードリーダーによる打刻。出典出典出典

「生体認証」の記載があっても、認証対象が指や手のひらであれば顔認証とは区別します。顔認証が必須の場合は、上表の別方式を顔認証の代わりに数えず、提供の有無を問い合わせ票に残してください。

顔認証の記載がある11製品で、端末と費用の条件を確認する

e-就業OasiS

e-就業OasiSは、顔認証で出退勤時刻を記録する方法を掲載し、「VI-Thermal」「PiT-23」との連携を案内しています。出典出典 「PiT-23」については、顔認証連携開始の記載も確認できました。出典 顔認証に必要な端末代や連携費用は、今回の調査範囲では確認できず、使用する機器を指定した見積もりが必要です。既存の端末を流用したい場合は、型番だけでなく、顔認証連携に必要な設定や契約も確認しましょう。

ICタイムリコーダー

ICタイムリコーダーには、3次元顔認証システム「THQREE」との連携、および虹彩・顔認証機器「イリアス」の記載があります。出典出典 「イリアス」は無料トライアルで端末の貸し出しがあり、契約以降は端末を購入して利用し、端末費用は要問い合わせとされています。出典 生体認証(顔認証)による打刻にオプション費用は不要という記載と、打刻用の端末等を顧客が用意する条件を併せて読み、端末購入費を分けて確認してください。出典

KING OF TIME

KING OF TIMEの顔認証はiPad専用で、専用アプリケーションをインストールしたiPadの内蔵カメラを使う方式です。出典出典 「Bio-IDiom KAOATO」の価格は1ライセンス70,000円(税別)と記載されています。出典 マスクを着用したままでも認証できるという説明と、認証精度は使用環境に依存するため実環境での事前テストを求める記載の両方があります。出典出典

TeamSpirit 勤怠

TeamSpirit 勤怠では、顔認証は有償オプションとして掲載されています。出典 顔認証に使う端末の種類とオプションの金額は、今回の調査範囲では確認できず、端末の型を決める前に確認が必要です。

問い合わせでは、共有端末を置く運用か、従業員の個人端末を使う運用かを伝え、その構成で必要な端末、契約、料金を回答してもらいましょう。

Universal 勤次郎

Universal 勤次郎には、セキュア「AI顔認証ターミナル/FSF2-DB」を使う出退勤打刻と、偽造顔検出機能の記載があります。出典 本稿では、その機能の記載までを確認対象とし、認証精度やなりすまし防止効果の優劣は判断していません。

端末価格や調達条件は今回の調査範囲では確認できず、設置したい拠点と台数を示して確認する必要があります。公式ページにある端末名を問い合わせに添え、対象機器をそろえて見積もりを依頼してください。

ジョブカン勤怠管理

ジョブカン勤怠管理では、共有のiPadで生体認証(顔認証)による打刻を行い、顔認証後に打刻やマイページでの各種申請ができると記載されています。出典 打刻方法の一覧表では、顔認証(共有のiPad)の欄に30,000円/ライセンス(表の金額は税抜)とあり、端末の料金ではなく顔認証のライセンス年間利用料金で、ライセンスは1年ごとに更新が必要と記載されています。出典 顔認証入退室サービスとの連携も掲載されているため、iPadによる打刻と連携サービスのどちらを使うかを指定して費用を確認してください。出典

タッチオンタイム

タッチオンタイムのFaceeは、お手持ちのデバイスを顔認証タイムレコーダーにする方式として掲載されています。出典 顔認証打刻オプションであり、タイムレコーダー一覧の料金表記は月額100円(税別)/人です。出典出典 既存端末を使いたい場合は、所有している機器の型番・OS・カメラの構成を伝え、顔認証用として使えるかを確かめましょう。「手持ちのデバイス」という記載だけで、自社の全端末が使えるとは判断しません。

マネーフォワード クラウド勤怠Plus

マネーフォワード クラウド勤怠Plusは、お持ちのデバイス(PC/スマホ/タブレット)で顔を撮影する顔認証打刻を、外部サービス連携として掲載しています。出典 連携先の外部サービスには別途利用費用がかかるという記載があり、金額は今回の調査範囲では確認できず、各社への問い合わせが必要です。出典 自社の端末構成を伝える際には、費用の問い合わせ先と契約先も確認してください。勤怠管理システムと連携サービスで、見積もりの対象範囲がどこまでかを書面に残します。

レコル

レコルは顔認証用の専用タイムレコーダーを掲載し、ICカード・社員ID入力による打刻との選択・併用、無線LAN・有線LAN、卓上・壁掛け設置などを案内しています。出典 料金はPiT-23 135,000円(税抜)で、本体+卓上クレードルという記載です。出典 見積もりでは、卓上に置くか壁に設置するかを指定し、必要な付属品と設置条件を確認しましょう。顔認証とICカードを併用する場合は、どの従業員にどの方法を認めるかも合わせて決めます。

楽楽勤怠

楽楽勤怠では「生体認証打刻(顔認証)」の記載を確認しました。出典 顔認証用の端末と費用は今回の調査範囲では確認できず、共有端末型か個人端末型かも、この記載だけでは選べません。

スマートフォン打刻と位置情報取得の記載はありますが、これは顔認証用の端末条件とは分けて確認してください。出典

奉行Edge 勤怠管理クラウド

奉行Edge 勤怠管理クラウドには、WEBブラウザで顔認証打刻を行う「顔パス勤怠」と、顔認証コネクトデバイス(LTC-FPT50IP/LTC-T80FS)の記載があります。出典出典 生体認証による個人の識別を、なりすまし対策として説明する記載も確認できました。出典 顔認証の費用は今回の調査範囲では確認できず、ブラウザを使う構成と専用デバイスを使う構成を分けて確認します。WEBブラウザの記載から、対応する機種やOSまで推測しないことが必要です。

端末の型から、自社の打刻場所に合う候補を残す

顔認証の記載を確認した後は、打刻する場所と端末の持ち方で候補を絞ります。最初に「共有端末を置く」「既存端末を使う」「まだ方式を決めていない」のどれに当たるかを決めると、問い合わせに必要な情報が定まります。

端末の型 該当する製品 問い合わせ前に用意する情報
iPad:2製品 KING OF TIME、ジョブカン勤怠管理。出典出典 所有するiPadの機種・世代・OS、設置場所、必要台数
専用端末・他社の顔認証端末:5製品 e-就業OasiS、ICタイムリコーダー、Universal 勤次郎、レコル、奉行Edge 勤怠管理クラウド。出典出典出典出典出典 拠点数、設置台数、卓上・壁掛けの希望、ネットワーク環境
手持ちのデバイス・WEBブラウザ:3製品 タッチオンタイム、マネーフォワード クラウド勤怠Plus、奉行Edge 勤怠管理クラウド。出典出典出典 PC・スマホ・タブレットの型番、OS、ブラウザ、カメラ、共用・個人利用の区別
顔認証用の端末は今回の調査範囲では確認できず:2製品 TeamSpirit 勤怠、楽楽勤怠(顔認証の記載は確認)。出典出典 希望する運用、流用したい機器、専用端末を購入できるか

この区分は端末の記載を整理したものです。同じ製品が複数の型に入るため、区分の件数を単純に足して製品数とはしていません。

iPadを共有するなら、対応機種とライセンスの単位を確認する

受付や事務所などにiPadを置く運用では、使用予定の機種・世代・OSを先に書き出します。そのうえで、対応機種、必要なアプリ、設置台数に対するライセンス数を確認してください。

KING OF TIMEには1ライセンス70,000円(税別)の記載、ジョブカン勤怠管理には30,000円/ライセンスという顔認証のライセンス年間利用料金の記載があります。出典出典 金額だけを並べて判断せず、課金期間、対象となる端末台数、端末本体の扱いをそろえて確認する必要があります。

所有するiPadを流用したい場合も、一般的な打刻方法の対応機種と、顔認証アプリの対応機種を区別して回答を求めましょう。

専用端末を置くなら、調達・設置・接続を一組で確認する

専用端末型では、必要台数と設置方法を決めてから見積もりを依頼します。端末本体、付属品、ネットワーク接続、連携設定のうち、どこまでが提示額に含まれるかを確認してください。

ICタイムリコーダーの「イリアス」は契約以降に端末を購入する方式で、トライアル時の貸し出しを案内しています。出典 レコルには卓上・壁掛け設置や無線LAN・有線LANの記載があり、価格に含まれる構成は本体+卓上クレードルです。出典 これらの調達・設置条件を、同じ型に分類したほかの製品へ当てはめることはできません。購入・レンタル・貸し出しの可否は、製品ごとに確認します。

手持ちのPC・スマホ・タブレットは、実機の条件を伝える

既存端末を使いたい場合は、「スマートフォンを使いたい」だけでなく、機種、OS、ブラウザ、カメラの構成まで問い合わせに添えます。会社の共用端末なのか、従業員が個人で持つ端末なのかも分けてください。

マネーフォワード クラウド勤怠PlusにはPC/スマホ/タブレットの記載がありますが、奉行Edge 勤怠管理クラウドで確認できたのはWEBブラウザでの顔認証打刻という文言です。出典出典 記載の具体性が異なるため、どちらも自社の実機構成で確認を取る必要があります。

外部サービスを使う構成では、利用費用だけでなく、契約や問い合わせの窓口も整理します。故障や機種変更時に、誰へ設定変更を依頼するかまで聞いておくと、導入後の担当を決められます。

端末の型が分からない候補は、方式の回答を先に求める

顔認証の記載があっても、必要な機器が分からなければ、設置や費用の見積もりには進めません。「専用端末が必要か」「既存のタブレットを利用できるか」「外部サービスの契約が必要か」を最初の問い合わせにまとめてください。

回答を受けたら、端末の型、型番、必要台数、費用の欄を埋めます。顔認証があるという回答だけで候補を確定せず、自社で用意できる機器と運用に合うかで判断しましょう。

なりすまし・代理打刻への対策と、打刻後の記録を確認する

本人の確認、打刻場所の確認、修正履歴を分けて読む

代理打刻への対策を考える際は、顔認証の記載に加え、本人の端末を使う条件、打刻場所の記録、打刻後の修正履歴を確認します。それぞれ確認する対象が異なるため、一つの機能の記載だけで運用全体を判断しないことが必要です。

位置情報は「どこから打刻したか」を確認する情報です。それだけで「誰が操作したか」の確認が済むとは扱いません。また、打刻漏れのアラートと、打刻を修正した履歴は別の項目です。

23製品の本人・場所に関する記載と、履歴・検知の公開状況

次の表は、調査データの製品順です。「操作・修正履歴の記録」と「打刻漏れ・打刻エラーの自動検知」は、SaaS Factsの公開状況をそのまま掲載しました。機能の説明は確認できた範囲にとどめ、効果の保証や製品間の優劣には読み替えていません。

製品 本人・打刻場所に関する記載 操作・修正履歴の記録 打刻漏れ・打刻エラーの自動検知
ADVANCE勤怠クラウド 手のひら静脈と、端末のGPS機能による打刻場所の特定。出典出典 今回の調査範囲では確認できず 公開情報で確認(打刻エラーの一覧表示)。出典
CLOUZA(クラウザ) スマートフォン・タブレットで打刻位置を取得(各端末で位置情報をONにする必要あり)。出典 今回の調査範囲では確認できず 公開情報で確認(個人用Webタイムレコーダーに打ち忘れのアラートを表示)。出典
COMPANY 勤怠管理 GPSから打刻位置を取得。出典 今回の調査範囲では確認できず 公開情報で確認(打刻忘れなどの情報を用いてアラートを作成・通知)。出典
e-就業OasiS 顔認証による出退勤記録と、スマートフォン打刻時の位置情報(基地局情報)の記録。出典出典 今回の調査範囲では確認できず 公開情報で確認(客観的記録と自己申告時刻の乖離をアラート表示)。出典
Edge Tracker 勤怠管理 打刻時間とともに、スマートフォンのGPSから現在地を取得・記録。出典 今回の調査範囲では確認できず 公開情報で確認(異常な勤怠データに対するアラート)。出典
freee勤怠管理 スマートフォンでの打刻時に位置情報を取得(携帯端末側の設定が必要)。出典 今回の調査範囲では確認できず 公開情報で確認(エラー・未登録勤怠をグラフ化し、不備のある対象者をリスト化)。出典
ICタイムリコーダー 位置情報の記録と、生体認証をなりすまし対策として説明。出典 公開情報で確認(修正履歴を保存し、打刻の改ざんを確認する記載)。出典 公開情報で確認(打ち忘れや、出勤時間と退社時間が逆になった異常勤怠の確認)。出典
KING OF TIME iPad専用の顔認証と、モバイル(位置情報)・アプリ(位置指定)の打刻方法。出典出典出典 今回の調査範囲では確認できず 今回の調査範囲では確認できず
koiki 顔認証・本人端末の制限・打刻位置の記録は今回の調査範囲では確認できず 今回の調査範囲では確認できず 公開情報で確認(打刻時のエラーを色別に表示)。出典
TeamSpirit 勤怠 有償オプションの顔認証と、打刻時のGPS情報取得。出典出典 今回の調査範囲では確認できず 公開情報で確認(出退勤の打刻漏れを自動検知して本人へ通知)。出典
Universal 勤次郎 顔認証ターミナルの偽造顔検出機能の記載と、公式ページの導入事例にあるスマートフォン打刻の位置情報記録。出典出典 今回の調査範囲では確認できず 公開情報で確認(打刻漏れをアラートで確認する説明)。出典
WiMS/SaaS 勤務管理システム 地図オプションでスマートフォンのGPSから位置情報を取得し、打刻位置を確認。出典 今回の調査範囲では確認できず 確認保留
キンコン Webブラウザやアプリからの打刻時に位置情報を取得。出典 公開情報で確認(他社サービスとの連携によるシフト管理の作成・変更履歴の管理)。出典 公開情報で確認(打刻忘れなどを知らせるアラート)。出典
キンタイミライ PC+指静脈認証と、iPhone+GPSによる位置情報の記録。出典出典 公開情報で確認(管理者が修正した打刻データに管理者IDと修正時刻を記録)。出典 公開情報で確認(打刻忘れ・誤打刻を検知し、アラート対象者をリストアップ)。出典
ジョブカン勤怠管理 共有iPadでの顔認証と、位置情報を使って打刻できる場所を制限する記載。出典出典 公開情報で確認(公式ページの導入事例に申請関係のログの記載)。出典 公開情報で確認(打刻数の不整合やシフトとかけ離れた打刻を自動抽出・表示)。出典
ジンジャー勤怠 打刻時の顔写真撮影と、位置情報の取得・あらかじめ設定した場所に打刻を限定する設定。出典出典 公開情報で確認(申請・承認の履歴を残し、後から確認)。出典 公開情報で確認(打刻漏れをアラートで通知して修正申請を促す記載)。出典
タッチオンタイム 顔認証オプションと、本人の携帯でのみ打刻しGPS情報を取得するモバイル打刻の記載。出典出典 今回の調査範囲では確認できず 公開情報で確認(打刻忘れ、出退勤ペアの不整合などのエラー勤怠通知)。出典
ハーモス勤怠 不正打刻への対策として、打刻場所の位置情報取得を説明。出典 確認保留 公開情報で確認(通常と異なる打刻などを事前検知してアラート)。出典
マネーフォワード クラウド勤怠 スマートフォン打刻でGPS機能から位置情報を取得。出典 今回の調査範囲では確認できず 公開情報で確認(未打刻・未承認を自動検知して承認者に通知)。出典
マネーフォワード クラウド勤怠Plus 外部サービス連携の顔認証打刻と、GPSによる打刻位置の記録。出典出典 今回の調査範囲では確認できず 公開情報で確認(打刻漏れなどのアラート)。出典
レコル 専用タイムレコーダーによる顔認証打刻と、スマートフォンのGPSによる打刻位置の記録。出典出典 公開情報で確認(勤務表で勤務修正履歴を確認)。出典 公開情報で確認(勤務表に打刻忘れのアラート)。出典
楽楽勤怠 顔認証打刻と、端末の位置情報を取得して許可された範囲外の打刻を制限する機能。出典出典 公開情報で確認(打刻履歴・修正履歴・承認履歴をログとして保持)。出典 公開情報で確認(打刻漏れやイレギュラーな打刻のアラート表示)。出典
奉行Edge 勤怠管理クラウド 顔認証打刻の連携と、生体認証による個人の識別をなりすまし対策とする説明。出典出典 今回の調査範囲では確認できず 公開情報で確認(未打刻アラート、滞留アラートの記載)。出典

なお、レコルには指紋・指静脈を用いる専用タイムレコーダーの説明もありますが、その説明の末尾に「※取扱い終了」と記載されています。出典 現在も調達できる機器かどうかは、問い合わせで確かめてください。

操作・修正履歴は7製品で確認できるが、記録の対象が異なる

「操作・修正履歴の記録」は、公開情報で確認が7製品、確認保留が1製品、今回の調査範囲では確認できずが15製品です。7製品の記載には、打刻データの修正だけでなく、申請・承認の履歴や、外部サービスと連携した変更履歴も含まれます。

たとえば、楽楽勤怠には打刻履歴・修正履歴・承認履歴をログとして保持する記載があります。出典 ジンジャー勤怠で確認できたのは申請・承認の履歴で、ジョブカン勤怠管理は公式ページの導入事例にある申請関係のログの説明です。出典出典 キンコンの変更履歴は、他社サービスとの連携を条件とする記載でした。出典 キンタイミライでは、修正した管理者のIDと修正時刻を記録し、2ヶ月前までの打刻データについて、誰がどのような内容を修正したかは画面とCSVファイルから、いつ修正したかはCSVファイルから確認する方法が示されています。出典 3ヶ月以上前のデータは、提供元への依頼で調査・出力に対応しているケースがあるという説明です。出典 顔認証で打刻した後の変更を確認したいなら、「履歴がありますか」だけでなく、修正前後の値、修正者、修正日時、理由、保存期間、出力方法を聞きましょう。公開情報で確認できた製品でも、自社が必要とする履歴の範囲まで一致するかは別に確認が必要です。

打刻漏れ・打刻エラーは21製品で公開情報を確認

「打刻漏れ・打刻エラーの自動検知」は、公開情報で確認が21製品、確認保留が1製品、今回の調査範囲では確認できずが1製品です。「確認保留」と「今回の調査範囲では確認できず」の製品は、上表の表示のまま問い合わせに引き継ぎます。

この項目も、記載されている検知対象は製品ごとに異なります。TeamSpirit 勤怠は出退勤の打刻漏れを自動検知して本人に通知し、タッチオンタイムは出退勤ペアがそろわない場合などをエラー勤怠通知の対象として挙げています。出典出典 e-就業OasiSで確認できたのは、客観的記録と自己申告時刻の乖離を警告表示する機能です。出典 問い合わせでは、検知対象に加え、通知先、通知のタイミング、修正申請へのつなぎ方を確認してください。顔認証を導入した後も、打刻漏れの発見と修正の承認を誰が担当するかは、社内で決める作業として残ります。

確認できなかった項目を、そのまま問い合わせ票に移す

候補を残したら、比較表の「今回の調査範囲では確認できず」「確認保留」と、条件付き判定の利用条件を問い合わせ票に移します。確認できなかった項目を欠点として扱わず、回答を得るまで判断を保留する欄として使ってください。

勤怠管理システム23製品の3項目について、公開情報で確認できた製品数、確認保留、今回の調査範囲では確認できなかった製品数を横棒で並べた図。
3項目の公開状況。横棒は23製品の内訳で、確認できた製品数の多い順。

顔情報の扱いも確認項目です。個人情報保護委員会のガイドラインでは、顔の形状などから抽出し、本人を認証できるようにした特徴情報は個人識別符号に該当するとされています。(個人情報保護委員会)

各製品の顔情報の保管場所・保存期間・退職時の削除方法は今回の調査範囲では確認できず、個人情報保護の担当者とともに確認する必要があります。

問い合わせに添える自社条件をそろえる

質問の前に、次の情報を埋めておきます。実数を入れられない項目は、決定予定日や想定範囲を添えてください。

入力する項目 記入する内容
利用規模 従業員数【 】、顔認証を使う予定人数【 】
設置範囲 拠点数【 】、拠点ごとの設置台数【 】、設置場所【 】
既存端末 機種・型番【 】、OS【 】、ブラウザ【 】、カメラ【 】
打刻の運用 共用端末/個人端末、出社/外出先、併用したい打刻方法
認証時の環境 マスク・眼鏡の使用、照明、屋内外、端末を置く高さ
管理担当 顔情報の登録・削除担当、打刻修正者、承認者、履歴を確認する担当

端末の流用を優先するのか、顔認証を必須にして端末購入も認めるのかで、回答の評価が変わります。見積もりを依頼する前に、この優先順位を社内でそろえておきましょう。

製品ごとに確認できなかった項目を聞く問い合わせ票

確認すること 対象製品 聞き方の例
顔認証打刻の有無と提供形態 比較表で顔認証の記載が「今回の調査範囲では確認できず」の11製品、および顔写真撮影の記載があるジンジャー勤怠。出典 「顔認証で本人を識別して打刻する機能はありますか。標準機能・オプション・外部連携のどれか、対象プランとあわせて教えてください。」
必要な端末・対応機種・台数 顔認証の記載がある全候補。特に端末を確認できなかったTeamSpirit 勤怠、楽楽勤怠。出典出典 「【拠点数】拠点に【台数】台を設置します。【型番・OS】の端末を使えますか。対応機種、必要なカメラ、台数分のライセンスを教えてください。」
金額を確認できなかった端末・オプション・外部サービスの費用 顔認証の記載はあるが金額を確認できなかったe-就業OasiS、Universal 勤次郎、楽楽勤怠、奉行Edge 勤怠管理クラウドと、端末費用が要お問合せのICタイムリコーダー、有償オプションのTeamSpirit 勤怠、外部サービス費用が別途かかるマネーフォワード クラウド勤怠Plus。出典出典出典出典出典出典出典 「従業員【人数】、顔認証利用者【人数】、端末【台数】で、端末代・ライセンス・月額オプション・外部サービス費用を分けて見積もってください。契約先と税の扱いも教えてください。」
公開金額に含まれる範囲と更新条件 金額を確認できたKING OF TIME、ジョブカン勤怠管理、タッチオンタイム、レコル。出典出典出典出典 「掲載金額が適用される人数・台数・期間と、別途必要な端末・付属品・設定費用を教えてください。更新時の料金と手続きも確認したいです。」
顔写真・顔特徴データの保管と削除 顔認証・顔写真撮影を導入する全候補 「顔写真と顔特徴データはそれぞれどこに保管されますか。保存期間、閲覧権限、退職時・契約終了時の削除方法、削除を確認する方法を教えてください。」
実環境での事前テスト 顔認証を導入する全候補。KING OF TIMEには実環境での事前テストを求める記載。出典 「予定する設置場所で、マスク・眼鏡・照明の条件を再現して試せますか。貸し出し機器、テスト期間、費用、認証できなかった場合の打刻方法を教えてください。」
打刻の修正履歴 履歴の表で「今回の調査範囲では確認できず」の15製品と「確認保留」の1製品。確認済みでも記録対象が申請・承認などに限られる候補 「顔認証で打刻した記録を修正した際、修正前後の値、修正者、日時、理由を残せますか。保存期間、閲覧権限、CSVなどの出力方法を教えてください。」
ICカードとの併用 条件判定が「今回の調査範囲では確認できず」の6製品と「条件付き」の8製品。個別の機器条件は比較表に記載 「現在の社員証【規格】を使えますか。顔認証と同じ端末で併用できるか、別の端末が必要か、従業員ごとに打刻方法を指定できるか教えてください。」
打刻漏れ・打刻エラーの対象と通知 履歴・検知の表で「確認保留」「今回の調査範囲では確認できず」の候補、および通知条件を確認したい候補 「未出勤・未退勤、出退勤ペアの不整合、修正申請漏れのうち、何を検知しますか。通知先と通知時刻を設定できるか教えてください。」

認証テストでは、打刻できなかった場合の手順も確かめる

実環境でのテストを依頼する際は、認証が通るかに加えて、打刻記録がどこに表示されるか、認証できなかった場合に誰が修正するか、その履歴をどこで確認するかまで一続きで確かめます。

顔認証とICカードを併用する予定なら、利用者ごとの許可範囲も確認してください。代理打刻を防ぎたいという目的に照らし、代替方法をいつ、誰が、どの承認で使うかを社内ルールに落とし込みます。

本稿で示したのは公開情報の確認結果であり、自社の照明や設置位置での認証テスト結果ではありません。問い合わせへの回答と実機での確認を終えるまで、端末の調達や運用の確定は残る作業です。

顔認証以外の必須条件を加えて、候補を絞る

候補を決める際は、次の順で進めてください。

  1. 本稿の比較表で、顔認証の記載と端末の型から候補を残します。 共有iPad、専用端末、手持ちのデバイスのうち、自社で用意する構成を決め、端末の型が分からない候補は問い合わせ対象として残します。
  2. 23製品の比較表で、打刻方法・料金・契約条件の値と出典を確かめます。 顔認証に関する費用だけでなく、勤怠管理システムとして必要な料金や契約条件も確認してください。
  3. スマートフォン・ICカードなどの必須条件を選び、自社条件で絞ります。 顔認証の独立した判定条件はないため、本稿で残した候補と照合し、「条件付き」「今回の調査範囲では確認できず」の項目を問い合わせ票に加えます。
  4. 候補ごとに同じ自社条件を伝え、回答を比較します。 対応機種、台数、端末の調達費用、追加契約、顔情報の保管・削除、修正履歴までの回答を同じ表にそろえてください。

公開情報で候補を残した後に必要なのは、各社への問い合わせ、実環境での認証テスト、料金・契約条件を含めた比較です。回答とテスト結果を確認してから、採用する製品、設置する端末、併用する打刻方法を決めてください。

この記事が根拠にした公式ページ(69件)
顔認証の勤怠管理は端末で選ぶ|11製品の端末・費用となりすまし対策の記載|SaaS Facts