選び方給与計算ソフト

給与計算ソフトの料金相場は人数で変わる|10・30・50名の月額試算と最低料金

給与計算ソフトの料金相場だけでは自社の月額は決まりません。10・30・50名の月額を9製品で試算し、19製品の最低利用料金・初期費用・最低契約期間・人数上限・無料トライアルの確認結果から、計算できる製品と見積もりが必要な製品を分けます(2026年10月時点)。

中小企業の給与計算ソフト 10・30・50名の月額試算の表紙、小さな事務所でノートパソコンと電卓を使い費用を比べる担当者

この記事の製品に関する記述は、SaaS Facts が各社の公式ページから確認した事実にもとづきます(確認日 2026年10月8日)。 文中の「根拠」から製品ページへ移ると、その事実の公式ページの出典と確認日を確かめられます。確認できなかった項目は、機能の非対応や情報の非公開を意味しません。

目次
  1. 中小企業が給与計算ソフトを選ぶ前に確かめる7項目
  2. 10名・30名・50名の月額を試算した結果
  3. 料金の数え方と最低利用料金・最低人数
  4. 初期費用・最低契約期間・人数上限の公開状況
  5. 無料トライアルと電話サポートの確認結果(19製品)
  6. 確認できなかった項目の問い合わせ票
  7. 自社の人数と条件で候補を絞る

給与計算ソフトの料金相場を調べても、自社の月額は「1名あたりの料金×人数」だけでは決まりません。最低利用料金、基本料金に含まれる人数、プランを使える人数の範囲、年払いか月払いかによって、同じ人数でも金額が変わります。たとえば1名400円の料金でも、最低利用料金が2,000円なら、3名の会社の月額は2,000円です。従業員の少ない小規模な企業ほど、月々のコスト負担は最低利用料金や基本料金で決まりやすくなります。

SaaS Factsが掲載している給与計算ソフト19製品について、2026年10月7日〜8日時点の公式ページで料金と契約条件を確認しました。国内の全製品を網羅した調査ではありません。料金の仕組みを数値で記録できた12製品のうち9製品は、10名・30名・50名の月額を同じ式で試算しています。残る10製品は試算できない理由を示し、確認できなかった項目は問い合わせ票にまとめました。複数の製品を比べるときは、自社の人数で月額を計算できる製品と、見積もりの手続きが必要な製品をこの記事の一覧で分けられます。

中小企業が給与計算ソフトを選ぶ前に確かめる7項目

料金・契約で確かめたい7項目について、19製品のうち公式ページで確認できた数を並べます。

給与計算ソフト19製品について、無料トライアルがある・電話サポートがあるの確認結果を製品ごとに示した表の図。条件を満たすと確認できたのは無料トライアルがあるは7製品、電話サポートがあるは5製品。
2条件を製品ごとに確認した結果。
  1. 料金の数え方:料金の仕組みを記録できたのは12製品で、うち9製品は人数別の月額を試算できました。
  2. 最低利用料金・最低人数:公開情報で確認10製品、確認保留4製品、今回の調査範囲では確認できず5製品。
  3. 初期費用:公開情報で確認12製品、今回の調査範囲では確認できず7製品。
  4. 最低契約期間:公開情報で確認3製品、今回の調査範囲では確認できず16製品。年払い・月払いの別は試算表に載せています。
  5. 給与計算対象人数の上限:公開情報で確認5製品、今回の調査範囲では確認できず14製品。
  6. 無料トライアルがある:満たす7製品、条件付き4製品、満たさない1製品、今回の調査範囲では確認できず7製品。
  7. 電話サポートがある:満たす5製品、条件付き7製品、満たさない1製品、今回の調査範囲では確認できず6製品。

6と7は「自社条件で絞る」と同じ判定です。「無料トライアル」の記載は13製品、サポート窓口の記載は18製品で確認していますが、条件を満たす判定はそれぞれ7製品と5製品にとどまります。メールやフォームの窓口があることと、電話で相談できることは同じではありません。

人数によって、月額を左右する項目も変わります。10名前後の会社では最低利用料金と無料プランの人数枠、30名前後では基本料金に含まれる人数を超えた分の単価、50名前後では人数上限と、上位のプランや契約区分に移る人数が効いてきます。次の試算表で自社に近い人数の列を確かめ、試算できない製品と確認できなかった項目は最後の問い合わせ票に移す、という順で読み進めてください。

10名・30名・50名の月額を試算した結果

表の金額は、公式ページの金額をそのまま並べたものではありません。SaaS Factsが記録した料金の仕組みから、同じ式で計算した値です。

試算の式と前提

月額=基本料金+1名あたりの料金×(人数−基本料金に含まれる人数)

  • 最低人数がある場合は、実人数と最低人数の大きい方で計算します。結果が最低利用料金を下回るときは最低利用料金を採り、基本料金の記録がない人数課金は基本料金を0円として扱いました。
  • 使える人数の範囲から外れるプランと、含まれる人数を超えたときの1名あたりの料金がないプランは使いません。
  • 製品ごとに、その人数で使えるプランのうち月額がいちばん低いプランを選んでいます。製品の中でのプラン選びであり、製品同士の順位ではありません。
  • 年額だけで示されたプランは、月額に換算していません。「〜から」の下限だけのプラン、2027年2月リリース予定のプラン、勤怠管理だけのプランも対象外です。
  • 税は記録どおりで、税込・税抜の換算はしていません。初期費用と、勤怠管理・Web明細の配信人数・電話窓口などのオプションも含めていません。

たとえばスマレジ・タイムカードのプレミアムを30名で使う場合は、2,420円+385円×(30名−10名)=10,120円(税込)です。出典 式の30名を自社の人数に置き換えれば、表にない人数でも同じ前提で計算できます。

人数別の月額(9製品)

行は料金の数え方の型の順(1名ごとの単価→基本料金に人数を含む→人数帯ごとの定額→人数に関係しない定額)で、同じ型の中は料金データの掲載順です。金額の順には並べていません。「支払いの記録なし」は年払い・月払いの別が記録にないという意味で、月払いとは限りません。

製品 試算したプラン 計算に使った値 10名 30名 50名 税・支払い
freee人事労務 ミニマム 400円×人数、最小5名分2,000円 4,000円 12,000円 20,000円 1名あたりは税抜、最低料金は税区分の記録なし、年払い出典出典
ジョブカン給与計算 有料プラン 400円×人数、月額最低利用料金2,000円 4,000円 12,000円 20,000円 税抜、支払いの記録なし出典出典
KING OF TIME 給与 ワンプライス 300円×人数、最低利用人数なし 3,000円 9,000円 15,000円 税区分の記録なし、支払いの記録なし出典出典
レコル 勤怠+給与プラン 300円×人数、10名以下は最低利用料金3,000円 3,000円 9,000円 15,000円 税抜、支払いの記録なし出典
マネーフォワード クラウド給与 ビジネスプラン 基本料金6,480円に5名分を含み、6名以上は300円×超えた人数 7,980円 13,980円 19,980円 税抜、年払い出典出典
スマレジ・タイムカード プレミアム 10名まで2,420円、11名以上は385円×超えた人数 2,420円 10,120円 17,820円 税込、支払いの記録なし出典
給与奉行クラウド 10名はiEシステム基本機能、30名・50名はiAシステム基本機能 人数帯ごとの定額(どちらも「〜から」の金額) 5,500円〜 11,750円〜 11,750円〜 税区分の記録なし、支払いの記録なし出典出典
フリーウェイ給与計算 有料版 6名以上は人数に関係なく1,980円 1,980円 1,980円 1,980円 税抜、年払い出典出典
PayBook(ペイブック) スタンダード 人数に関係なく1,100円 1,100円 1,100円 1,100円 税込、支払いの記録なし出典出典

表の金額を読むときは、次の違いにも注意してください。

  • マネーフォワード クラウド給与のビジネスプランを月払いにすると、基本料金は7,980円(税抜)で、10名9,480円・30名15,480円・50名21,480円になります。出典出典 公式ページの料金例「勤怠・給与ソフト併用 10名で利用 9,480円/月」は、年払いの基本料金に勤怠と給与の追加人数分を加えた額で、給与だけを月払いで試算した上の値とは中身が違います。出典出典
  • freee人事労務のミニマムには月払い(最小5名分2,600円/月)もありますが、6名以降の月払いの単価は公式ページの表から読み取れないため、試算していません。出典
  • 給与奉行クラウドの金額は、基本システム構成やライセンス数で変わる「〜から」の額です。出典出典 別の公式FAQにはiAシステム・1ライセンス・1年で月額8,000円(税抜)の例もあり、11,750円〜とは一致しないため、見積もりで適用額を確かめてください。出典出典
  • KING OF TIME 給与の1名300円は、勤怠管理・人事労務・給与計算などをまとめた料金で、それぞれ単体では契約できません。出典
  • スマレジ・タイムカードのプレミアムは、公式ページで給与計算と年末調整に触れているプランです。出典
  • PayBook(ペイブック)には、事業者プランとして1,000円(税込)/月(1契約あたり)という別の表記もあります。出典
  • 弥生給与 Nextは、エントリーの月額が料金データにあるものの、その金額の出典をこの記事では示せないため、試算表には載せず次の表に回しました。出典

10名から50名に増えると、1名ごとの単価の型は月額が5倍になり、基本料金に人数を含む型は含まれる人数を超えた分だけ増えます。人数帯ごとの定額は枠が変わる人数で1段上がり、人数に関係しない定額は同じ額のままです。採用計画があるなら、今の人数より増員後の人数で予算を見てください。

試算に含めていない費用も、製品ごとに単位が違います。マネーフォワード クラウド給与の料金表では、給与とは別に、勤怠は6名以上から300円/名、年末調整と社会保険は6名以上から100円/名(いずれも税抜)の従量課金が並びます。出典 スマレジ・タイムカードのコールセンターは+¥55/人(税込)で、契約人数分がかかるオプションです。出典 年末調整は、その年に給与から源泉徴収した税額の合計と年税額との過不足を精算する手続で、原則としてその年の最後に給与を支払う際に行います。(nta.go.jp) 年末調整や電話窓口を使う予定があれば、これらを試算額に足してから比べます。

試算できない10製品とその理由

次の10製品は、料金が下限だけの公開、月額の出典をこの記事で示せない、料金の仕組みの記録がない、のいずれかに当たるため、人数別の月額を出していません。料金が存在しないという意味ではなく、見積もりで確かめる対象です。

製品 確認できた料金の情報 試算しない理由
弥生給与 Next エントリーは年間20,400円(税抜)、給与計算・給与明細書の作成は従業員数にかかわらず追加料金なし、Web明細などの配信人数追加は1名ごと200円/月+税(3名まで無料) 料金データにある月額の出典をこの記事で示せず、年額は月額に換算しない出典出典出典
CYBER XEED 給与 月次使用料2万円〜、初期設定費用50万円〜 下限だけの公開で、人数と利用範囲に応じた見積もりが必要出典
PCAクラウド 給与 月額16,200円(税抜)から、給与のみの例は1ソフトあたり月額16,200円(税抜) 下限だけの公開で、ライセンス数を最大同時接続人数で決められるため、給与計算の対象人数だけでは決まらない出典出典出典
COMPANY 給与計算 プラン料金は確認保留 料金の仕組みの記録がなく、対象人数と必要業務を伝えて確認
Socia給与 今回の調査範囲では確認できず 料金の仕組みの記録がなく、対象人数と必要業務を伝えて確認
コラボクラウド給与 給与明細作成は月30明細まで月額2,750円(税込) 明細数の料金で従業員数とは一致しないため、必要な明細数で確認出典
ジンジャー給与 初期費用+月額利用料、希望製品の利用料×利用者数で月額300円〜(税別)、製品ごとに金額が異なる 下限の単価に人数を掛けた額を契約額とはみなせない出典
ハーモス給与 利用計画に応じた料金プランがあり、料金は問い合わせの案内 利用計画を添えた見積もりが必要出典
円簿給与 一般向けの無料版(無期限)の記載 料金の仕組みの記録がなく、自社の人数で使える条件を確認出典
社労夢 ハウスプランに「顧問先アプリ1000名まで無料」の記載 料金の仕組みの記録がなく、この記載を給与計算全体の無料条件とは扱わない出典

見積もりを依頼するときは、料金の単位に合わせて従業員数とは別の数も伝えます。PCAクラウド 給与なら同時に操作する担当者の数、コラボクラウド給与なら月に作る明細の数、ジンジャー給与なら利用する製品の組み合わせです。出典出典出典 CYBER XEED 給与のように初期設定費用(50万円〜)が月額とは別にかかる製品もあるため、見積もりは初年度の総額と、2年目以降の月額に分けてもらうと比べやすくなります。出典

料金の数え方と最低利用料金・最低人数

試算の差は、料金の数え方の違いから生まれます。試算にない人数(20名・60名など)も、型と境目が分かれば同じ式に当てはめられます。

料金の数え方の型(12製品)

型 製品 人数が増えたときの月額
1名ごとの単価 freee人事労務、ジョブカン給与計算、KING OF TIME 給与、レコル 人数に比例して増え、製品によっては最低利用料金や最低人数分の料金が下限になる出典出典出典出典
基本料金に人数を含む マネーフォワード クラウド給与、スマレジ・タイムカード 含まれる人数までは基本料金のままで、超えた人数分だけ1名ごとに加算出典出典出典
人数帯ごとの定額 給与奉行クラウド 従業員規模に応じた料金で、人数の枠を超えると別の基本システムの料金になり、ライセンス数でも変わる出典出典
人数に関係しない定額 フリーウェイ給与計算、PayBook(ペイブック)、弥生給与 Next 給与計算の人数では増えないが、追加オプションやWeb明細の配信は別料金になる場合がある出典出典出典
下限のみ公開 CYBER XEED 給与、PCAクラウド 給与 「〜から」の額だけが分かり、自社の人数での月額は見積もりで確認出典出典

人数がしばらく変わらない会社なら、定額の型でも必要な業務がそのプランに含まれるかを先に確かめます。増員を見込む会社は、1名ごとの単価の型と基本料金に人数を含む型について、増員後の人数を式に入れて比べてください。

人数が増えたときに料金が変わる境目

試算表の「計算に使った値」に加えて、次の人数でプランや料金の扱いが変わります。採用計画と照らし合わせてください。

  • freee人事労務:全プランとも5名から利用でき、5名以下で使っても最小5名分の料金がかかります。出典
  • フリーウェイ給与計算:従業員5名までは無料版、6名以上は月額1,980円(税抜)の有料版です。出典
  • ジョブカン給与計算:無料プランで登録できる従業員は5名までで、人数が無制限の有料プランには月額最低利用料金2,000円(税抜)があります。出典出典出典
  • PayBook(ペイブック):フリープランは管理者を含め従業員10名まで、スタンダードプランとプロプランは従業員数の上限がありません。出典
  • マネーフォワード クラウド給与:スモールビジネスプランは3名までで、4名以上はビジネスプランの契約が必要です。出典 目安51名以上の区分については、サービス内容と料金体系を問い合わせるよう案内しています。出典
  • レコル:勤怠+給与プランは10名以下なら最低利用料金3,000円、11名以上は300円×人数(税抜)で増えます。出典
  • スマレジ・タイムカード:プレミアムは10名までが基本料金の範囲で、11名以上は1名ごとに385円(税込)が加わります。出典
  • ハーモス給与:人事労務プランは利用予定人数50名以上が対象で、この条件が製品全体の最低人数とは限らないため、希望するプランの対象人数を確かめてください。出典

最低利用料金・最低人数の確認結果(19製品)

公開情報で確認10製品、確認保留4製品、今回の調査範囲では確認できず5製品でした。確認保留と「今回の調査範囲では確認できず」は、「最低料金なし」や「非公開」という意味ではありません。

最低利用料金がある製品では、1名あたりの料金×人数がその額に届くまで、人数が増えても月額は変わりません。下限に届く人数は、最低利用料金を1名あたりの料金で割ると分かります(2,000円÷400円なら5名)。

製品 確認結果 確認できた内容
CYBER XEED 給与 公開情報で確認 月次使用料2万円〜出典
freee人事労務 公開情報で確認 2,000円/月から、全プランとも5名から利用可能(最小5名分の料金)出典出典
KING OF TIME 給与 公開情報で確認 最低利用人数なし、1名様から利用可能出典
PayBook(ペイブック) 公開情報で確認 フリーは無料、スタンダードは1,100円/月、事業者プランの1,000円(税込)/月という表記もある出典出典出典
PCAクラウド 給与 公開情報で確認 月額16,200円(税抜)から出典
ジョブカン給与計算 公開情報で確認 有料プランの月額最低利用料金2,000円(税抜)出典
スマレジ・タイムカード 公開情報で確認 プレミアムは10名まで2,420円/月(税込)出典
ハーモス給与 公開情報で確認 人事労務プランは利用予定人数50名以上が対象、最低金額はこの記載からは分からない出典
フリーウェイ給与計算 公開情報で確認 有料版は月額1,980円(税抜)、追加オプションを使わなければ追加料金なし出典出典
レコル 公開情報で確認 勤怠+給与プランは10名以下で最低利用料金3,000円(税抜)出典
コラボクラウド給与 確認保留 給与明細作成は月30明細まで月額2,750円(税込)の記載あり出典
マネーフォワード クラウド給与 確認保留 スモールビジネスプランは3名まで、4名以上はビジネスプランが必要出典
給与奉行クラウド 確認保留 5,500円/月からの案内あり、システム構成とライセンス数で変わる出典出典
弥生給与 Next 確認保留 給与計算・給与明細書の作成は従業員数による追加料金なし出典

今回の調査範囲では確認できなかった5製品は、COMPANY 給与計算、Socia給与、ジンジャー給与、円簿給与、社労夢です。少人数で始める予定なら、この5製品と確認保留の4製品には、最低利用料金と最低人数を最初に尋ねてください。

初期費用・最低契約期間・人数上限の公開状況

初期費用は12製品、最低契約期間は3製品、給与計算対象人数の上限は5製品で記載を確認しました。3項目とも確認保留の製品はありません。表の「―」は「今回の調査範囲では確認できず」を表します。

製品 初期費用 最低契約期間 給与計算対象人数の上限
CYBER XEED 給与 初期設定費用50万円〜 ― ―出典
freee人事労務 なし 1ヶ月間 従業員数2,000名程度まで出典出典出典
KING OF TIME 給与 0円 利用期間の制限なし ―出典出典
PayBook(ペイブック) ― ― フリープランは管理者を含め10名まで、スタンダードとプロは上限なし出典
PCAクラウド 給与 0円 ― ―出典出典
ジョブカン給与計算 無料 ― 無料プラン5名まで、有料プラン無制限出典出典出典
スマレジ・タイムカード アカウント登録費用は無料 ― お試し期間中は人数制限なし(契約後の上限は別に確認)出典出典
フリーウェイ給与計算 無料版・有料版とも無料 ―(有料版は「1年ごとの更新」の記載あり) ―(料金表に有料版の登録従業員数「無制限」の記載あり)出典出典
マネーフォワード クラウド給与 0円 最低利用期間なし、途中解約の返金なし ―出典出典
レコル 0円 ― ―出典出典
給与奉行クラウド 50,000円〜(基本システムで異なり、条件により不要) ― ―出典
社労夢 2026年7月1日〜12月20日は新規検討者向けに50% OFFの案内(通常額は今回の調査範囲では確認できず) ― ―出典
弥生給与 Next 0円 ― 給与計算・給与明細書の作成は無制限(Web明細の配信は追加料金)出典出典

残る6製品(COMPANY 給与計算、Socia給与、コラボクラウド給与、ジンジャー給与、ハーモス給与、円簿給与)は、3項目とも「今回の調査範囲では確認できず」でした。

初期費用が0円・無料・なしと確認できたのは9製品です。ただし初期費用の記載は契約時の費用で、導入支援やデータ移行の費用とは別の場合があります。給与奉行クラウドは専用の導入支援サービスを別途費用で用意しており、マネーフォワード クラウド給与にも導入支援とデータ移行を含む初回導入費用の案内があります。出典出典 給与奉行クラウドの初期費用は基本システムで異なり、10名の試算で使ったiEシステム基本機能は初期費用がかからない記録です。出典出典 50名を超える予定があるなら、人数上限とあわせて、増員後に契約区分やプランが変わるかも問い合わせ票に入れてください。

年払いと月払いを選べる場合は、月額の差と解約時の扱いを一緒に見ます。マネーフォワード クラウド給与のビジネスプランは基本料金が年払い6,480円、月払い7,980円(いずれも税抜)で、最低利用期間はない一方、途中解約しても返金はありません。出典出典出典

無料トライアルと電話サポートの確認結果(19製品)

「自社条件で絞る」と同じ条件判定です。「無料トライアルがある」は満たす7製品・条件付き4製品・満たさない1製品・今回の調査範囲では確認できず7製品、「電話サポートがある」は満たす5製品・条件付き7製品・満たさない1製品・今回の調査範囲では確認できず6製品でした。条件付きの製品は、補足の対象プランや利用方法を読んでから候補に残してください。

製品 無料トライアルがある 電話サポートがある 確認できた条件・補足
COMPANY 給与計算 今回の調査範囲では確認できず 今回の調査範囲では確認できず 顧客専用サポートサイトの記載は確認出典
CYBER XEED 給与 今回の調査範囲では確認できず 満たす 導入後はメール・電話でサポート(平日9:00〜12:00、13:00〜17:00)出典
freee人事労務 条件付き 条件付き 「今なら30日間」の無料お試し、電話サポートはアドバンスに記載があり、他プランは有償オプション出典出典出典
KING OF TIME 給与 満たす 条件付き 30日間無料体験、電話はすべて予約制で架電用の番号はなし(予約枠30分、admin全権管理者1名のみ)出典出典
PayBook(ペイブック) 満たす 今回の調査範囲では確認できず スタンダードは利用開始から3ヶ月間、プロプランは1ヶ月間の無料お試し出典出典
PCAクラウド 給与 満たす 満たす 2ヶ月無料体験、専用サポート電話の記載あり出典出典
Socia給与 今回の調査範囲では確認できず 今回の調査範囲では確認できず 管理者向けサポートサイトの記載は確認出典
コラボクラウド給与 満たさない 満たさない お試し無料キャンペーンは実施しておらず、電話での問い合わせは受け付けていないとの記載出典出典
ジョブカン給与計算 満たす 満たす 30日間無料トライアル、無料・有料プランとも電話の記載あり出典出典出典
ジンジャー給与 条件付き 条件付き 有料プランを1カ月間無料で利用可能(所定の申し込みと別途定める条件あり)、電話相談は契約プランによる出典出典出典
スマレジ・タイムカード 満たす 条件付き 30日間すべての機能を無料で利用可能、コールセンターはオプション(+¥55/人、税込)、お試し中は無料電話相談あり出典出典出典出典
ハーモス給与 今回の調査範囲では確認できず 今回の調査範囲では確認できず 試用と電話窓口の有無を問い合わせ
フリーウェイ給与計算 今回の調査範囲では確認できず 条件付き 試用とは別に5名まで使える無料版あり、電話サポートは有料版に記載出典出典出典
マネーフォワード クラウド給与 条件付き 今回の調査範囲では確認できず ビジネスプラン相当の機能を1ヶ月無料(1事業者につき1回)、サポートはメール・チャットの記載出典出典出典
レコル 条件付き 条件付き 30日間無料トライアル(製品版と同じ機能・画面)、電話は予約制出典出典
円簿給与 今回の調査範囲では確認できず 満たす 公式ページの電話番号の記載による判定、受付時間や相談範囲は別に確認出典
給与奉行クラウド 満たす 満たす 30日間無料お試し、電話窓口の記載あり出典出典
社労夢 満たす 今回の調査範囲では確認できず 60日間無料トライアル、サポートセンターの記載はある出典出典
弥生給与 Next 今回の調査範囲では確認できず 条件付き 判定とは別に「すべての機能を最大2か月無料」の案内あり、電話サポートはベーシックプラスに記載出典出典

試用できる期間は、freee人事労務、KING OF TIME 給与、ジョブカン給与計算、スマレジ・タイムカード、レコル、給与奉行クラウドの6製品が30日間です。出典出典出典出典出典出典 より長い案内では、PCAクラウド 給与が2ヶ月、社労夢が60日間、PayBook(ペイブック)のスタンダードが3ヶ月間となっています。出典出典出典 給与計算は、締め日から支給日までを1回通して試すと、勤怠データの取り込みや明細の配信まで確かめられます。申し込む前に、試用期間が自社の締め日と支給日をまたぐかを確認してください。

試用が終わった後の扱いも製品で違います。ジョブカン給与計算は終了後に無料プランへ移り、有料プランを申し込まない限り料金は発生しません。出典 ジンジャー給与は、トライアル後に自動で有料へ切り替わることはないと案内しています。出典 一方、PayBook(ペイブック)はトライアル終了後に選択したプランの料金が発生し、KING OF TIME 給与は無料体験で設定した環境を終了後もそのまま使えます。出典出典

電話サポートの「条件付き」は、一部のプランだけで使える、予約制、有料オプションのいずれかです。電話が必須なら、必要なプランやオプションの料金を試算表の金額に足して比べてください。

確認できなかった項目の問い合わせ票

問い合わせの前に、従業員数、給与計算の対象人数、Web明細の配信人数、操作する担当者の数、契約期間中の増員予定を分けて書き出してください。料金の単位が従業員数・管理者数・配信人数・明細数のどれなのかを答えてもらえれば、各社の見積もりを同じ項目で比べられます。問い合わせる製品は、先に「自社条件で絞る」で必須条件を選び、満たさないと分かった製品を外してから決めると、件数を抑えられます。確認保留の項目には関連する記載があるため、その記載のあるページを示して適用条件を尋ねるのが確実です。

給与計算ソフト19製品の8項目について、公開情報で確認できた製品数、確認保留、今回の調査範囲では確認できなかった製品数を横棒で並べた図。
8項目の公開状況。横棒は19製品の内訳で、確認できた製品数の多い順。
確認すること 対象 聞き方の例(30名の場合)
料金の内訳 試算できない10製品 「給与計算・年末調整・Web明細を使う場合の基本料金、1名ごとの料金、必須オプション、初期費用を分けて見積もってください」
最低利用料金・最低人数 確認保留4製品、今回の調査範囲では確認できず5製品 「最低利用料金と最低人数はありますか。基本料金に何名分が含まれ、超えた分はどう数えますか」
初期費用と導入支援 今回の調査範囲では確認できず7製品と、初期費用0円の製品 「契約時の初期費用と、データ移行・初期設定を依頼する場合の費用を分けて教えてください」
最低契約期間と更新 今回の調査範囲では確認できず16製品 「最低契約期間、更新の単位、解約の申出期限、途中解約時の返金条件を教えてください」
人数上限 今回の調査範囲では確認できず14製品 「増員後は50名を想定しています。人数の上限と、プラン変更が必要になる人数を教えてください」
無料トライアル 判定が今回の調査範囲では確認できず7製品と条件付き4製品 「30名分の給与計算・年末調整・Web明細を試せますか。期間、人数、終了後の課金とデータの扱いを教えてください」
電話サポート 判定が今回の調査範囲では確認できず6製品と条件付き7製品 「給与担当者が電話で操作を相談できますか。対象プラン、追加料金、受付時間、予約の要否を教えてください」
操作する担当者の数 料金の単位に担当者数やアカウント数が入る製品 「給与計算を操作する担当者は2名です。担当者やアカウントの数で料金は変わりますか」
支払い方法と税 試算表で支払いや税区分の記録がない製品 「提示額は月払いですか、年払いの月額表示ですか。税込か税抜かも明記してください」
公式ページで異なる料金 PayBook(ペイブック)、給与奉行クラウド 「1,000円(税込)/月と1,100円(税込)/月はそれぞれどの契約に適用されますか」「月額11,750円〜と、iAシステム・1ライセンス・1年の月額8,000円(税抜)の例は何が違いますか」出典出典出典出典出典
試算したプランの範囲 試算した9製品 「提示の料金に給与計算・年末調整・Web明細の配信は含まれますか。勤怠管理も使う場合の追加費用を分けてください」

自社の人数と条件で候補を絞る

まず、自社の給与計算対象人数を試算の式に当てはめ、契約期間中に増員する予定があればその人数でも計算します。次に、19製品の比較表で、試算に使っていないプランや初期費用の値と出典を確かめると、税の扱いや支払い条件をそろえて比べられます。料金の前提がそろったら、無料トライアル・電話サポートなど必須の条件を選び、自社条件で絞るで候補を残し、問い合わせ票を送ってください。

料金・契約以外の機能・連携・セキュリティの公開状況は、19製品・33項目の公開状況のレポートで確かめられます。本稿は、製品の総合評価、製品をまたいだ平均額、税込・年額への換算、給与計算の委託やオンプレミス版の料金を扱っていません。見積もりと問い合わせの回答がそろった段階で、予算と運用条件を満たす製品を契約候補に決めてください。

この記事が根拠にした公式ページ(49件)